餌は豚のおいしさと健康の源です

「茶美豚」(ちゃーみーとん)とは、鹿児島県の特産品であるお茶とさつまいも(加熱処理)が入った飼料を食べて育った鹿児島県経済連のブランド豚です。旨み成分のイノシン酸が多く含まれており、ジューシーな肉質と評判です。さつま農場では、さらに米と焼酎粕_温泉水を加えたオリジナル飼料を与えることで、よりおいしい「さつま農場茶美豚」を育てています。

オリジナルの餌「肥育舎リキッド」は
衛生と健康、そして肉質向上に貢献

「さつまのめぐみ」や米、温泉水、配合飼料などを独自ブレンド。液状にして、パイプラインで自動給餌しています。リキッドタイプの餌は豚にとって食べやすく、消化も良いのです。多回数給餌で餌を充分に行き渡らせる効果があります。衛生的なパイプラインで運ばれ、液状のため埃も立たず、食べこぼしによるロスも少ないクリーンな環境です。社員も豚の衛生面や健康面への注意を徹底できます。
さらに餌箱を最適な高さに設置することで、背筋もスッとします。食事毎の無理のない姿勢は肉の付き方や毛並みに大いに影響します。品質の高さは無理強いせず、目を離さず。「おいしいね」という極上の笑顔は日々の積み重ねの結晶です。
※さつまのめぐみ=焼酎を絞った時にできる焼酎粕

「肥育舎リキッド」の原料※写真は全てイメージです。

さつまのめぐみ(焼酎を絞った絞り粕)

さつまいもと米と麹、「さつまのめぐみ」の原料はおいしくてシンプル。焼酎を絞った時にできる焼酎粕は焼酎大国鹿児島ならではのまさに恵みです。旨み成分のアミノ酸をふんだんに含んでいるといわれる焼酎粕に、ふるさとへの愛着を込めて「さつまのめぐみ」と名づけました。水分量が多く保存が難しいからこそ、大規模貯蔵システムを構築し、長期保存に成功しました。さつま農場では一年を通して一定の鮮度を保った「さつまのめぐみ」を毎日与えています。

自社栽培の米に加え、地元出水市の契約農家をメインに九州内の米に限定して与えています。目の届く範囲の確かな素材。さつま農場の豚の食事はどれも私たちが吟味。豚においしい、食べやすいと思ってもらえる安心安全なものを選んでいます。設立当初、麦やふすまなど様々な素材も試しました。試行錯誤の末、米を与えると肉の甘みが増して、脂身はしまりが良くなることを発見。現在のように飼料米推奨のない平成25年からさつま農場では米を食べさせています。

温泉水

鹿児島県北薩地方の緑深い山あいに位置する豚舎。自社の泉源からくみ上げた温泉水をたっぷり飲んで育ちます。美肌の湯が多い北薩地方の温泉を贅沢に。 さらに豚舎に入る人にも恩恵があります。防疫のために入場前にはシャワーが義務付けられている豚舎。スタッフは源泉かけ流しの湯で身体を清潔にして豚舎へ入ります。豚とそれを育む人、どちらも健康が基本です。

南九州産さつまいもと鹿児島県産緑茶粉末

さつまいもの生産量日本一として知られる鹿児島県。地元鹿児島県を中心とした南九州産のさつまいもを与えています。さらに全国第2位の生産量を誇る鹿児島県の緑茶から緑茶粉末と緑茶抽出物(カテキン)を加えています。カテキンの抗酸化作用を高める効果があるといわれるビタミンEを強化。カテキンは消臭作用など様々な良い働きをするポリフェノール類です。鹿児島県の誇る特産品は健やかな豚を育みます。