加工部

変わらない昔からのおいしさを伝えて

循環型農業で収穫された農作物で懐かしい味を作るさつま農場加工部。昔の製法で作られた餅、団子、惣菜をその日のうちに各販売所へ配達します。「おいしいね」「昔食べた味だ」の声と笑顔が原動力です。

早朝、加工場に小さな明かりがともり、蒸し器用のお湯を沸かすしゅんしゅんとした音がかすかに聞こえます。やがて部屋中に蒸したての餅米の香りが漂い始めました。ふっくらと蒸しあがった餅米を餅つき機へ。作り手の3人は機械が回っている間も次の準備を手際よく行います。餅桶に上げられたつきたてのお餅は艶やかに光り、まるで赤ちゃんの頬のよう。火傷しそうなほど熱い餅を、餅とり粉を付けた手でひとつずつリズムよく丸めていきます。

商品

さつま農場の餅は「さつまゆきもち」という品種の餅米から作られます。餅米自体が柔らかく、2〜3日柔らかさが持続するとか。よもぎ餅はハルエ母さんが昔作っていた時からの人気商品。柔らかく色の良い春先のよもぎを利用するこだわりです。団子、おはぎ、佃煮、ジャガイモのみたらしといった季節の味。目移りするほどたくさんの餅・惣菜を阿吽の呼吸でてきぱきと作り上げていきます。やがてトレイにびっしりと詰められた餅、団子、惣菜はその日のうちに各販売所へ配達します。